日時: 平成17年1月28日(土)15時〜17時
場所: 東天紅 名古屋店
名古屋市中区那古野1-47-1 国際センタービル25F
演題: 『ユーモアライフ』
楽天心不憂;毎日を楽しい心で生きれば憂いはない
講師: 社会派漫画家 森哲郎先生
1928年 名古屋生まれ (今年喜寿を迎えられ、漫画家になられて50周年)
1953年 東海新鋭漫画集団(メンバー23名)を結成
文芸春秋漫画読本に「大将さん」連載
中日新聞専属、名古屋タイムズ嘱託として活躍
1960年 上京。週間漫画創刊号から代表作「サラリーマン太閤記」など15年間連載
週刊明星に「ダンプ、ヒップ、バンプ」連載、後日大映で映画化
手塚治虫さんらと長編漫画研究会を結成し長編漫画の世界を開く
1975年 ナンセンス漫画に飽きたらず、社会派に転じ「秩父事件」「日本国憲法」
全5部作出版
1978年 初めて中国を訪問、「中国描きある記」を出版
1990年 〜94年、北京に滞在し「中国現代漫画集」の出版
日中友好漫画展、中国漫画家代表団を日本へ招待
1999年 「まんが論語」を出版。北京、香港からも出版
2004年 「マンガ論語完全入門」を講談社から出版、以降、各種講演会を開催
1 たかのり 2 甘辛城主 3 えー 4 うらら 5 かよこ 6 Kenzaemon
7 エスカ 8 由由 9 大正坊や 10 たま 11 たま夫人 12 キタノホマレ
13 みい 14 紫竹の 15 わたしゃん 16 エコちゃん 17 睦 悟郎
18 ベゴニア 19 mongow 20 ひょっこり 21 花水木 22 mikasa
23 飜車魚 24 なごやか 以上 会員外:36名、計60名
司 会 花水木さん
会長挨拶 紫竹のさん
講師紹介 なごやかさん
閉会の辞 えーさん
東海地区での新春講演会は昨年に続いて今年で第2回目で、メロウ倶楽部第12回講演会となりました。
参加者は会員24名(紫竹の会長をはじめ、甘辛城主さん、たかのりさん、大正坊やさん、キタノホマレさんも遠路きていただきました)、会員外36名、計60名と多くの方に出席いただきました。
花水木さんの司会ではじまり、紫竹のさんのごあいさつ、なごやかの講師紹介のあと、
新春にふさわしい楽しい話が聞けました。
○ 先生は「自己PR」と称して、今までの仕事を振り返りながら、社会派漫画家に転じて「秩父事件」「日本国憲法」などの作品を「難しいテーマを分かりやすく描く」ことに取り組んで書き上げた。
○ 日本人は、ユーモアセンスがないとよく言われる。昔は笑うことが不謹慎といわれた。
ユーモア性は先天的なものではなく、会得するもの。気持ちが沈んでいる時にも気分を切り替えて、明るい気持ちで楽天的に考えること、など。
○ また、従来は絵画、陶芸、音楽他、見たり聞いたりしたものが、現在は参加する時代、自分で創造する時代だ。ユーモアも同じで、ダジャレ、親父ギャグでもいい、どんどん使っていくうちにいいユーモアが出るようになる。
○ 講演の中で、B紙に筆で簡潔に書かれた漫画を示して、何を連想するか?、タイトルは?
等と、聴講者とのやりとりで大きな笑いを誘った。
○ 「即席まんが」の実演があり、B紙に墨で軽妙に描いて、何を連想するか?とか、はじめの絵に線を追加することで、全く違った絵になったり、2つの絵を足して答えは?・・・等々、
B紙10枚に色々と描かれ、珍回答続出で、感嘆と爆笑の連続だった。
最後に紫竹のさんの似顔絵を大きく描かれたあと、えーさんがお礼と閉会のあいさつをして
1時間半の講演会は終わりました。また、森先生から倶楽部にと色紙を頂きました。
赤い太陽のもとで親子が手をつないだきれいな絵で、『寒さにふるえた者ほど、太陽の暖かさを感じる』と描かれていました。似顔絵と共に紫竹のさんに持って帰っていただきました。
講演終了後、隣の部屋へ移って懇親会を開きました。
甘辛城主さんのいつもの軽妙なあいさつと乾杯の音頭で懇親会が始まり、中華バイキングで歓談しました。遠路駆けつけていただいたみなさん、ありがとうございました。
(文責:なごやかさん、写真:えーさん、なごやかさん)