午後も3時を越すとテレビワッチもあきたのか、長男が ’海辺でも行きましょう’発動をかけたのに違いない兄嫁が二つのコンピュータに張り付いてる孫たちを引き離すが中学3年の男の子は頑として応じない。この子は昨日から爺専用を先占して「豪商」ゲームに余念がない。自分の家ではゲームは禁止されているから爺の家、イコールコンピュータゲームである。 長孫と夜中のベルに驚きあわてて寝台から落ちて横胸の痛みを訴える婆を残して二つの車は混雑な郊外を通り抜き錦江橋を渡り忠清南道の浜辺に達した。 海はどんより曇ってるが灰色の海面は穏やかであった。双島という二つの小島を眺めるところに仮屋があって刺身や貝類の料理を準備していた。(娘の家族は隣の全州が先だから実家で兄弟に会えるのがなかなか難しい)
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